アプリ“Boom 2”のイコライザーと、ワーフェデール スピーカー“DIAMOND 220 [Blackwood ペア]”と、ティアック アンプ“AI-301DA-SP/S”と、ソニー モニターヘッドホン“MDR-CD900ST”



この部屋に入って、Power Mac G5から歴代のMac用スピーカーは、高校時代(1998年製)に買ったソニーCD・MDコンポ“DHC-MD555”をヘッドホンミニジャックとアナログで繋いで使ってました。DHC-MD555はレシーバーもスピーカーも床置きにしてました。

年季が入っているので、レシーバーのボタンが隣のボタンの反応をする、片方のスピーカーに外付けHDDを落としてヒビが入ってるなどがあってオーディオを一新したいとは思ってました。しかしこれがなかなかパワーがあって(50W+50W)、中途半端なものを買ってしまうとそれに負けてがっかりするだろうなというのもあって足踏みが続いてました。

MacBook Pro時代に、日本のオーディオ関係のプロなら全員が知っている定番スタジオモニターヘッドホン ソニー“MDR-CD900ST”を買ってました。この端子は標準ジャック。

iMacを買うと全インターフェースが背面に着いていて、前面にヘッドホン穴が欲しいと思いました。

これまでに音質とパワーの劣らないアンプとスピーカー、格好良さ、前面に標準ジャックヘッドホン穴、iMac周辺に置いた時の収まりの良さ、などで吟味して選びました。
*ラジオ機能も欲しかったけど、上 + ラジオ機能という製品はなさそうなので妥協しました。



アンプ ティアック(Teac) AI-301DA-SP
スピーカー ワーフェデール(Wharfedale) DIAMOND 220 [Blackwood ペア]
その他、バナナプラグ、スピーカーケーブル、オーディオ光ケーブルを購入。



ティアック AI-301DA-SP


まずアンプが来ました。
USBだとアップデート問題がある事があるというのをネット上で見た事、iMacのUSB穴を埋めるのがイヤというのがあって、光ケーブル接続しました(iMacのヘッドホンミニジャックは光兼用穴)。

iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015) のディスプレイ下に収まるサイズが決め手。“この高さ + スピーカー出力 + ヘッドホン出力”で大体この1製品になりました。
ヘッドホンの標準ジャックも


アンプ側にイコライザーがないと…


先にアンプが来て、取りあえず既存のDHC-MD555のスピーカーを繋いでみました。
すると、面食らったとまでは言いたくありませんが、そうだよなと気付きました。これまでのDHC-MD555にはGROOVEと呼ぶベースブースター (ON/OFF) に加え、10種類のシーン選択ができました (このシーン選択機能に設計ミスを感じますが : 参考記事)
今回買ったアンプには本体にイコライザー(音質調整機能)が付いてません。するとこんなにも低音がないものかと。
iTunesのアプリにはイコライザー機能があるのでiTunesで聴く音楽はそれで調節。ほかのネット上動画とか映画BDはどうすればいいかなぁと考えていました。



Macの裏ワザ高音質化設定に注意


Macには公式で高音質化できる機能があります。有名かも知れませんが。
アプリケーション > ユーティリティ > Audio MIDI設定.app
これを前に最高「浮動小数 2ch 32ビット 96.0kHz」にしてて、アンプの電源を入れた直後、入力ソースを変更した時、音が途切れ途切れになる現象が起きました。メーカーに質問するとこの部分を下げて下さいという事で。下のクラス「浮動小数 2ch 32ビット 48.0kHz」にしたところ起こらなくなりました。

【追記撤回】6月5日
どんなに音質を下げても音が途切れ途切れになる時はなるので、最高音質「浮動小数 2ch 32ビット 96.0 kHz」にしました。途切れる時は入力ソースを一旦変更させてまたOPTICALに戻したりして対応してます。





ワーフェデール DIAMOND 220 [Blackwood ペア]


続いてスピーカーが来ました。
価格.comのブックシェルフスピーカーカテゴリーで1番満足度の高かった(僕がランク下げたかも(笑))少し有名ではないメーカーのこれを選びました。

ネットを取った状態。高級感があって最高です


中音質


超高評価のこのスピーカー。素晴らしいスピーカーってどういうものか期待が高まります。

聴き比べる為に、仮で繋いでおいたDHC-MD555のスピーカーで最後にクラシック音楽やハンジマはん(ハンス・ジマー)の曲など迫力のあるオーケストラ系をしっかり聴いて、スピーカー交換。

すると、中音質。DHC-MD555のスピーカーに比べ低音が鳴りません 更に高音も控えめ。アンプに加え、スピーカーもこんなであらら〜と。

でも評価が高いので、これが良い音なのですね、と納得しようと、またこのフラットな音がミュージシャン達が聴いてほしい本来の音質なのですね、と納得しようと思いましたが…



アプリ Boom 2


Mac全体の音を音質調節できるアプリを検索したらありました。

Boom 2

元々買ったスピーカーにはまだ余裕があると思っていたので、調節して正解。
このアプリでMacから出る音質を最終調整して、納得の迫力の音をこのオーディオシステムで出す事ができました。

サントラ「TITANIC MUSIC FROM THE MOTION PICTURE」が使える


スピーカーのレビューのところでどなたかが「タイタニックのサントラの重低音が目安になる」と仰っていました。それは1曲目の「Never An Absolution」(0:51〜) なのですが、この曲で低音を確かめる以外にも音域幅の広い単純にデカい音の確認に3曲目の「Southampton」(0:11)が目安になりました。タイタニックのサントラを参考に挙げるとかにわかみたいでちょっと恥ずかしいですが、本当にほかの曲で割れない音がこれらで割れるので目安になるんです。

その他複数の曲を聴いて作った自分の暫定のウェーブがこちら。

アプリ“Boom 2”での自分の暫定の基本設定

低音と高音をこれくらい上げました。上げたというより正確には中音を下げてますね。これより上げると割れました



スピーカーのレビュー、経験豊富者が書いてるとは限らない


僕も糞ド素人です。それをお断りした上で失礼します。

このスピーカーは価格.comで僕がレビューを入れるまで5点満点でした。また、ワーフェデールのスピーカーは他の製品も軒並みほぼ5点に近い評価。そんなにいいのか。というかほかが悪いのかな。人の意見に流されてはいないか。もしくはスピーカー1代目の人とかは比較は不可能。

このスピーカーをもし、音質調節なしで聴いて高評価してるならちょっと…って思います。
自分は調節ありきです。

今回の初、アンプ・スピーカー単品購入で判りました。
スピーカーの音質とかしょせんってところありますよ。スピーカーの特製そのまま聴いてたんじゃダメ。イコライザー使うもんだ。そうするとスピーカーで大事なのは鳴らせる懐の大きさ(パワーと音域の広さ)ですね。あとは箱鳴りとかあるけど。



良いスピーカーです


最後に誤解のないように書きますが、満足できてます。僕はイコライザー調節して質感などと共に大満足のスピーカーになってます。



整いました

この部屋の窓の外は車庫で風景がないので、贅沢にiMac 5Kを窓にしてYouTubeにある自然風景の4K映像をフルスクリーンで出しながら作業はMacBook Proで、というのもやっていくと思います







【追記】2019年5月7日

光ケーブル接続をアナログケーブル接続に


上にも書きましたが、
Mac > アプリケーション > ユーティリティ > Audio MIDI設定.app
で、Macの出力音質を高品質にできますが、音が途切れる事があり、メーカーのアドバイスに従い音質を下げてみました。それでもやっぱり音が出なくなる事があり、その度に機器の再起動などで対応していました

今年4月頃に、利用していたアプリ「Boom 2」が、詳しくは忘れましたが使用不可のメッセージが出て(英語)、App Storeを視に行ってみたところ次バージョンの「Boom 3D」がリリースされており、これなんだと思い、少し高価ですがさっさと購入ダウンロード。
しかしBoom 3Dインストール後、Boom 3Dの設定をいじっても音質に変化がなく、機能しなくて驚き…。しかし公式の英語の案内を何とか把握して、何かプラグイン?を入れる事で機能。Boom 2のままでもそのプラグインぽいものを入れると使えたのかも知れません。

ま、アプリが最新になったのは悪い事ではないと思ってましたが、Boom 2時より、アンプ ティアック「AI-301DA」の省エネスリープ機能が発動するように
Macを使っていてちょっと音を出さないとすぐアンプがスリープ。次にYouTube再生など音を出す時にウェイクアップするのですが、5秒くらいかかるので、初め音がなく「バツッ」と途中から音が出るのです
AI-301DAのスリープ機能は、
AI-301DA取扱説明書 14ページより

オートパワーセーブ (APS) オンのとき
選択されたデジタル入力信号が無い状態で約 3 分間操作しないとスリープ状態 * になります。選択したデジタル信号が入力されるか、本体またはリモコンの電源ボタンが押されると復帰します。(自動電源オン機能)
スリープ状態のまま約 30 分間操作をしないとスタンバイ状態 ** に移行します。スタンバイ状態になると選択したデジタル信号が再入力されても復帰しません。本体またはリモコンの電源ボタンが押されると復帰します。

オートパワーセーブ (APS) オフのとき
入力ソースが USB、Bluetooth、COAXIAL、OPTICAL
選択されたデジタル入力信号が無い状態で約 3 分間操作しないとスリープ状態 * になります。選択したデジタル信号が入力されるか、本体またはリモコンの電源ボタンが押されると復帰します。(自動電源オン機能)
スリープ状態のまま操作しない状態が継続してもスタンバイ状態には移行しません。

入力ソースが LINE1、LINE2
スタンバイ状態、スリープ状態になりません。
…と、デジタル入力信号の場合いずれにせよスリープしてしまい、「スリープしない」選択がありません。一方LINE入力(昔ながらのアナログピンプラグ入力)だとスリープ状態になりません。

また、音が出なくなる頻度がヒドい 2つの音の出るアプリを起動・音出しした際に音がスローになったりもする。仕組みは詳しく分かりませんが、音のデータの渋滞が起こるのでしょう。ある意味忠実で関心します。デジタルだと本当にデータをそのままMacからアンプに運んでいるのです。



うんざりしてLINE入力(Mac:アナログミニジャック → 赤白ピンプラグ:アンプ)に変えました。
すると今までの不便が一気に解消しました♪ 「2つの音の出るアプリを同時に立ち上げると音データの渋滞が起こって音が出なくなるかも」というヒヤヒヤから開放されました。



このアンプだけの問題なんでしょうか。それともデジタル入力アンプってこれが起こるもの?

あと思うんですが「省エネ機能」って不要な事が多いですね
iPhoneでゲームをやっていて画面が暗くなる事とか。「省エネ」の言葉に騙されちゃいけませんね。省エネさせたい時は自分でやります。