公式修理に出すのはもとより、Trackpad部品個人購入をする前に、まずはこれを試してみて下さい。作業もとても簡単です。手間は特殊ドライバーの購入だけです。 |
当然ながら自己責任で行って下さい。保証期間内なら、保証が無効になる可能性があります。 |
ここ最近連続して、マウス・マルチパッド・トラックボールの記事を書いてます。
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まあ、過去にMagic Mouse(接続が切れまくり)、最近ケンジントントラックボール、Magic Trackpadを買ってレビューなど書きましたが、やっぱりマイMacBook Pro内蔵のTrackpadも修理したいと思いました。
MacBook Pro(以下MBP) 17-inch, Mid 2010
繰り返しになりますが、買った当初からTrackpadのクリックが固かったんです。
「カチッ」と鳴るまでは力がいりませんが、そこから更に重さを掛けたらやっと反応する感じ。「カチッ」と鳴った時点で反応するのが正常だろうと思っていました。
アップル公式修理は一律40,950円
あまり本気で公式修理に出そうとは思ってませんでしたが、アップルに電話してみました。
脱線しますが、かなり久々にアップルにこういった電話をしようと、まず公式サイトを見た訳ですが、今は(真面目な)保証期間外の商品のユーザーが公式サイトを見て電話をしようとすると、数千円掛かる方法しか載ってないっぽいです 真面目に従うと有償電話をするはめに。いや、昔と変わらないのか? とにかく僕は、こんな「いくらくらい掛かるのか」という質問だけの為に数千円掛ける訳にはいかないので、iPhoneの連絡先に登録されていた、今の公式サイトには載ってない過去のアップルサポートの電話番号という抜け道でオペレーターに繋ぎました。こういった簡単な質問の無償電話を認めてほしいものですね。
それでオペレーターに無事繋がり、修理するといくらか訊いたところ、一律40,950円。
そのまま「修理の手続きに入りますか?」という流れになりましたが、いやいや。ないですよ「すいません、検討します」と丁寧に電話を切りました。
他者ブログで“固さ調整用ビス”の存在を知る
こちらのmaster of the life -blog-さんを筆頭に知識を得ました。ありがとうございます。
MBPを分解し、Trackpadの裏面を見ると、そこに“固さ調整用のビス”があったというのです。
(が、ビスの形状がモデルチェンジしている)
master of the life -blog-さんのご丁寧なリンクのままにAmazonで、特殊なY型ドライバーと、星型ドライバー(あとで違うと判る)を購入。Y型はバッテリーを外す為に使い、星型はその固さ調整用のビスを回すのに使うのです。*下に実際に必要な道具を書いてます。
裏板オープン。
小さめのプラスドライバーで開ける事ができます。
ここまではメモリー(中央の緑)交換作業をされた事のある方ならお馴染みの画です。
左下の黒い長方形がバッテリー。
このバッテリーを外す事が一見ハードルが高いような雰囲気を醸し出しています。というか警告が書いてあります(笑)
ちなみに完全に個人の見解ですが、作業で感電する危険は感じません。
警告の書いてあるこれは非常に硬くて頑丈に着いてるテープです。素人にバッテリーを外させないようにする意味と、恐らく、保証期間内にアップル公式に修理に持ち込まれた際、素人がイジっていないかチェックする意味もあると思われます(笑) 綺麗に剥がすのが難しいのです。とても硬く貼り付いてますが、金属のヘラみたいなのとかを使って何とか剥がします。接着剤は残りませんでした。
上のテープと、このY型ビス3つを外して、バッテリーは外す事ができます。
右の半透明の帯は、外す際に引っ張る為のものですが、左の警告頑丈帯を剥がさずにこの透明帯を引っ張っても、透明帯が傷んで抜けそうになるだけで警告帯はその程度では剥がれませんのでご注意下さい。まずは警告帯、Y型ビス3つを外して下さい。
バッテリーを外す(右にはける)とTrackpadの裏側が見えます。
バッテリーは右側が配線で繋がってます。バッテリーのTrackpadの真下に当たる部分はチリが付いてます。Trackpadの周りの隙間から入ったチリです。
固さ調節ビスがY型と発覚…。
このY型ビスを回すと固さの調整ができます。
参照のmaster of the life -blog-さんのMBPはここが星型ビスでしたが、マイMBPはY型でした
これで、作られた時期なのか何なのか判りませんが、この固さ調整ビスは、Y型と星型、2パターンあるというのが判りました。特殊ドライバーは、ここまで開いて確認してから追加購入するかどうか判断する事をお薦めします。
引っ張りましたが、(マイMBP 17-inchの場合)
必要なドライバーはこちら
- 先端2mmくらいのプラスドライバー
外側の裏アルミ板外し用 - エンジニア 特殊ネジ用ドライバー DTY-03 (Y型 / 先端2.4mm)
Trackpad固さ調節ビス用。バッテリー外しも一応これでいける(笑) - ANEX 特殊精密ドライバー Y型 No.3470A (Y型 / 先端2.6mm)
バッテリー外し用。カタログ値はこちらの方が先端が太いが(よくワカンネ)、実際は上のより細く、これでは固さ調整ビスは回せない。
で、ドライバーが違ったという事で追加注文。お預けになってましたが、今日新たにY型ドライバーが届き、無事、ここの調節で正解でした!
右に回して軽くなりました♪
感覚までご説明しますと、右に回すと、ちゃんと「カチッ」と鳴ったところで反応するようになり、更に右に回していくと、クリックの「カチッ」の上下が狭まって非常に弱い力でも押せるようになります。
それ以上右も左もやってませんが、恐らく、更に右に回すと身動きが取れなくなり完全に動かなくなって、左に回していくと上下の遊びよりも深く押さないと反応しなくなるんだと思います(元の症状)。
という訳で、買ってから約4年間、不満のある中使ってきましたが、遂に直りました また、今後緩んでもいつでも締める事ができます♪
【追記】固さ調整ビスはY型と星型だけじゃない
OSAKA LA-E-LA!!の為に2月23日から28日まで、天王寺の弟の所へ滞在させてもらったのですが、実は“サプライズ修理”という事で、弟のMBP 13-inchのTrackpadの固さも調節しようと必要なドライバー一式を持っていったのです。
裏面を開けて、バッテリーを外して・・・
すると、弟のMBP 13-inchのTrackpad固さ調整ビスはまた別の形状だったのです!
弟のは恐らく六角型? それが多分潰れて何だか判らない形でした。
悪意を感じました。公式修理に出させる為に色々な形状にしているのでしょう。
重ねて、注意です。
固さ調整ビスのドライバーは、ちゃんと開けて確認してから、必要な形状を購入しましょう。
弟のMBPはそっ閉じするしかありませんでした。
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