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ケンジントンSlimBlade Trackball(以下SlimBlade)を買ってから、やっぱり使用感が気になって気になって…SlimBladeを買ってから間もなくて贅沢ですがアップルMagic Trackpadも買ってみました。



“なぜ買ったか”あらすじ (参照SlimBlade記事に詳しく書いてます)
  1. マイMacBook Pro(以下MBP) 17-inch, Mid 2010のTrackpad(MacBook内蔵のパッドをTrackpad、パッド単体の製品をMagic Trackpadと呼びます)のクリックが元から固すぎる。描画などクリエイティブ作業にはやっぱりマウス → Magic Mouse購入
  2. ちょっとした衝撃でMagic Mouseが無線断線するのが度が過ぎる → SlimBlade購入
  3. SlimBlade: 横スクロールできない発覚。普通に使用感に疑問。Magic Trackpadの方が上じゃないのか → Magic Trackpadも購入


アップルMagic Trackpad

パッケージ小っさ!
ヨドバシ・ドット・コムにて、B4スクラップブックと共に注文。紙袋で送られてきて、開くまでMagic Trackpadも一緒に入ってると思いませんでした。







ではまず、
Magic Trackpadレビュー


知りたいのはクリックの固さでした

いやしかし、何の使命感なんだろう…。MacBookユーザーでMagic Trackpadを買う人はいるのでしょうか。特にクリックの固さが知りたいと思っていました。
強調しますがアフィリエイトじゃありませんからね(笑) この記事上のリンクをクリックしても公式サイト等に飛ぶだけです。



クリック感

マイMBP 17-inchは、Trackpadが元から固いです。
「カチッ」と鳴るまではそんな力はいりません。そこでちゃんと反応するのが正常だと思います。マイMBPは「カチッ」と鳴ってから更に重さを掛けるとクリックの反応があります。母用のMBP 13-inch, Late 2011はそんなに押し込む必要はありません。マイMBPと母MBPの間の時期に改善されたのでしょうか。

母MBPのTrackpadが現在の正常なTrackpadのクリックの固さだとすると、Magic TrackpadはTrackpadより「コクッ」と鳴るまでの押し込み幅が大きい感覚があります。幅が大きいと言っても1mm満たない中での話です。なお、擬音を使い分けましたが、実際Trackpadは中のパーツも小さいからか「カチッ」、Magic Trackpadはそれより音が低くなって「コクッ」っと鳴ります。

力の要り具合は、若干Magic Trackpadの方が必要です

Trackpad vs Magic Trackpadの力の要り具合は、僅差でMagic Trackpadの方がいると思います。

個人的にはTrackpadもMagic Trackpadも、もっともっと弱い力で押せてほしいです。



TrackpadもMagic Trackpadも奥が支点、手前が作用点です

MacBook内蔵のTrackpadも、Magic Trackpadも、パッドの奥を押すのは少し力がいり、手前を押すのは軽いです。奥はあまり上下せず、手前がよく上下します。奥が支点、手前が作用点という作りなのです。

Magic Trackpadの写真をパッと見、クリックがどういう仕組みか判らない方がいらっしゃるかも知れません。仕組みはこうです。
この裏の足2つがボタンになっていて押し込まれる事により、表で押すとクリックされるのです。
なお、この2つの足は恐らく中でちゃんとつながっていて、片方押すともう片方も動きます。表で隅を押しても「コクコクッ」と二段階感覚は起こりません。



Trackpadと共通する、指つっかかりの不快感


これはパッド面の質感が同じなので初めから判っていた事ですが、多用する、スクロールの“手前から奥に”指を滑らす動きは、やはりつっかかって「タタタタ…」となり、気持ち悪いです 僕の爪の皮膚とのくっ付き際は弱いんでしょうか。長年のMagic Mouse・Trackpadの影響か、人差し指のくっ付き際が綺麗なカーブじゃなくなってて、人差し指は特に“爪と皮膚を引き剥がそう”とする動きを受け付けません

今は少し爪を立てて、爪と指の腹を同時に着けて滑らせてます。

でもTrackpad・Magic Trackpadも、Magic Mouseのトップシェルよりはマシ。
あのツルツルで、手前から奥に指を滑らせる動きは拷問です(笑)

この点でトラックボールは有利かも知れませんね。
爪と皮膚を引き剥がそうとする動きはありません(笑)



位置

パッドはMacBookのTrackpadの所にあるのが1番効率的だと感じました(笑)

なお蛇足ですが、ヒジ等で間違って押しがちです
高さがなく広いので、マウスよりも何気なく上に書類数枚置きがち、間違って押しがちです。



【3日目追記】
カーソルがたまに跳ぶ! → 指2本をくっつけて触れると跳ぶようです

2本指をくっつけて、パッドに2本指がわずかな時間差を持って触れる事によって高速移動したと認識するのかも知れません。



【MacBookユーザーにとっての結論】
クリックの固さ・理想の位置を考えると、
まともなTrackpadが着いているMacBookユーザーが、あえてMagic Trackpadも購入する意味・利点は全くありません(笑)







Magic Mouse vs Magic Trackpad vs SlimBlade

Macで使用する際の比較。言わずもがなですが僕の主観です。


Magic MouseMagic TrackpadSlimBlade

価格
¥7,200¥7,200¥11,000程

見た目のクールさ
★★★★★★★★★★★★★★★★★
マウスパッド含む。USBケーブル含む。

物珍しさ
★★★★★★★★★★★★★★★★★

カーソル移動のしやすさ・楽さ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
指がつっかかる為、Magic Mouseと五分程度。

カーソルの狙った所への定めやすさ・細かいコントロール
★★★★★★★★★★★★★★★★★

ドラッグ(アイコン移動・囲み)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

左右クリックの心地良さ
★★★★★★★★★★★★★★★★★
少し固い。左クリックは1本指、右クリックは2本指でクリック。左クリックを親指で、右クリックを小指で押す(自分の場合)という、ほかのマウスにはないスタイル。固くない。

縦スクロール
★★★★★★★★★★★★★★★★★
Win向けノーマルマウスはホイールのカクカクという動きに合わせてカクカクとスクロールするものばかりではないか? これはヌルヌル滑らか。が、物理的に指がつっかかる。ボールをヒネるだけで楽。ソフトのせいでヌルヌル動きじゃない。ずいぶん目の粗いカクカクを感じる。慣性スクロールもイイ具合の余韻と徐々に停止じゃない。

横スクロール・360°スクロール
★★★★★★★★★★★★★★★★★
Win向けノーマルマウスはできないものも多いのではないか? それだけでも評価。が、つっかかる。横・360°スクロールのできるマウス類上で最高の製品?【訂正】shiftキーを押しながらで横スクロールは可。
【重要】現Mac OS X 10.9.1にてSlimBladeを使うなら、結局同時に横スクロールができるマウス類(MacBookならTrackpadでOK)の併用がほぼ必須です。なぜなら、現OSのUIではウインドウのスクロールバーが使用しないと隠れて(消えて)しまうからです。カーソルキー(矢印キー)などを駆使すると何とかなる事が多いですが、アプリによってはどうしてもできない事がありそうです。
当記事コメントにて、“縦ホイールはshiftを押すと横スクロールになるので、SlimBladeの上ボタンにshiftキーを割り当てればOK”というご教授がありました。ありがとうございますm(_ _)m

できる特殊操作
★★★★★★★★★★★★★★★★★
だが無効にする。奥左右ボタンに機能を設定できるが、糞だったり大した事なかったりと何かとダメなので奥左右ボタンは使わないレベルに。

汚れにくさ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
やはり表面に指紋・垢が付きます。すぐにボールを取り出した所のボールの接点の金属に垢が付きます。ただ掃除は容易です。

特筆
ハズレを引くと、ちょっとした衝撃で接続が切れる不良品。断線に強い作りにマイナー改良するべきだと思います。3日使って、カーソルがたまに跳ぶ事が発覚。USB有線です。USBインターフェースの少ないノートパソコンでは結構辛いかも。



アドビアプリ(クリエイティブなアプリ)での操作感
★★★★★★★★★★★★★★★★★
描画作業が多いなら無理。描画作業が多いなら無理。

Macでネットサーフィン
★★★★★★★★★★★★★★★★★

クリエーターがMacで使うなら?総合
★★★★★★★★★★★★★★★★★



う〜ん、結局マウスでいいと思いますよ、皆さん(笑)
ただ、僕はちょっともう、Magic Mouseは信用できません。2台断線しやすいのつかんだので。
細かい事しないならトラックボールもいいのかも。

【追記】03月15日
SlimBladeでも横スクロールができるというアドバイスを受けて、現在SlimBlade使用中。デフォになるか?