ネタバレ注意

Amazon プライム・ビデオで購入・観てみました。



ポリス・ストーリー/レジェンド
邦題ポリス・ストーリー/レジェンド
原題警察故事2013
2013年中国
時間110分監督ディン・シェン
出演ジャッキー・チェン / リウ・イエ / ジン・ティエン

個人評価: ★★★★★★★★★★ (3/10点)



決してジャッキーが高齢になりアクションが鈍ったからとかではない。構成がヒドい


いや〜酷かったですね。テンポが悪い、シチュが悪い、構成が悪い。
限界で全体の初めから6割程度で観るのを止めました💧 完遂してないレビューですみません。
監督:ディン・シェン
脚本:ディン・シェン
編集:ディン・シェン
戦犯は完全にコイツだ!!



アクションがあればどういうシチュでも良い訳ではない。シチュは印象を与える


ほぼ1つの2階建ての屋内の中で終わる


これは透明人間の映画「インビジブル」を観た時と同じ思いになりました。
せっかくの透明人間の物語ですよ。その透明人間の人が悪者(怪物)になるとしても、一旦街に繰り出して欲望を叶えましょうよ。いたずらしましょうよ。それが「インビジブル」は研究所内でほぼ全ての戦いが行われます。
当作品も冒頭すぐに「怪しいバー(敵のアジト)」に入り、ほぼそこで完結します。昼、屋外、場所を移動して戦ってほしくなります(外での戦いシーンはありますが…後述)。
おまけに視聴者が映像を見てる中では判らないのにセリフで「2階建て」と言ってしまいます。これにより奥行きがある想像ができそうなゴチャついたセットですが狭い建物だと思わせてしまっています。

繰り返される回想


この作品の特徴となってますが、しょっちゅう回想シーンが出てきます。その回想でこの現在のアジトじゃない、屋外のアクションシーンやカーチェイスをほんの少し見る事ができます。しかしのめり込んで現在を忘れさせてしまうようなものでなく、主人公ジョン(ジャッキー・チェン演)が「ああ、あの逮捕劇の時か?」と思い出す一時的なものです。この演出により、せっかくの屋外でのアクションシーンも「夢オチ」に似たような感じで価値が下がってしまうのです。



その他欠点


全体的に「この場合、人はそう行動するだろう」というリアリティがない


父娘の関係性が描かれないまま始まり、娘ミャオ(ジン・ティエン演)は、敵の大ボス ウー(リウ・イエ演)のどこに惚れたのか判らないし、このバーではしょっちゅういざこざが起きてると言うけどその割にはちゃんと慌てふためいているし、普通に営業していたのなら傷害いざこざがしょっちゅうは問題だし、そこに父娘の関係がこじれてる中で娘が父を呼び出した動機が弱いです。

敵が監禁発動してから、娘は大ボスに2度程大怪我をさせるような攻撃を食らわせますが、その後大ボスは相応の反撃をしないし、娘も反撃にビビらず手の届く範囲に止まり平気で背を向ける。

監禁されたその他の人々も、全員が暴力におどされる構図がいまいちなく緊張感がありません。

そしてジョンは人質解放の約束でケージの中で敵とファイトしますが、そのファイトを提示する時点でリアリティがなく。

私が嫌いな映画の「死を恐れておらず命を重く感じない」も入っています。

イベントのリアクション(節目)が薄い


バー運営が豹変して客大勢を人質にとったという事、建物の出入口がしっかり鍵がかけられたのであろう事、警察が包囲した事、警察狙撃班が外から撃ったけど防弾ガラスで大ボスが死ななかった事、全てにメリハリがありません。
というのも上に「回想が多い」と書きましたが、もしもシリーズ「この動きをしたら、こう失敗する」という想像の映像化も多く、何が現実か判らなくなります💧 狙撃したけど防弾ガラスで大ボスが倒せなかったくだりは特に酷いです。ひたいを撃ち抜くくだりの後に、結果死ななかったのに大ボスのひたいには血があるので混乱させます。

驚くジャッキーアクションがない


高齢になったジャッキーさんに無理は言いませんが、おまけとしてジャッキーの驚くアクションはありませんでした。特撮やスタントマンも入っていいのでこの作品ならではの特徴的なアクションが欲しいところ。



何かとツッコミどころ満載の映画でした。







【追記】最後まで観たら…


観るのを止めたところから続きを観ると、見事にそこを境に面白くなってました(笑)
昔の事件に居合わせた人々を再び一堂に会させたサスペンスモノだったのです。
でも無茶苦茶は変わらず。星を
★★★★★★★★★★ (2/10点)から1点加点で
★★★★★★★★★★ (3/10点)にします。