
今さら記しますが、昨年2022年11月26日大変興味深いTV番組を観ました。
調べてみると再放送だったようで、初回放送は2022年2月13日。
「人類が絶滅の危機!?“中性化”と生殖の未来」 - サイエンスZERO - NHK
この番組のこの回はぜひ全人類に観てほしいと思う内容でした。
本当にNHK+やYouTube NHK公式などでずっと公開していてほしいです。
・・・と書きつつググってみると、大変詳しく番組の内容を文字化しているブログを見つけ、私がこの記事で書こうと思っていた「番組の要点」から「番組を観て自分なりに思う社会問題の話」にまで及んでおり出鼻をくじかれました(笑)
2/13 サイエンスZERO「人類が絶滅の危機!?"中性化"と生殖の未来」 - 教養ドキュメントファンクラブ
しかしこの先輩ブログでの「番組を観て自分なりに思う社会問題の話」は自分が書こうとしていた内容と異なるので、やはり書こうと思います。番組内容の確認は大いに参考にさせていただきます🙇🏻
番組の要点…という内容でした。
- 現代男性の精子を調べると40年で50〜60%数が減少しているという欧米報告。奇形など劣化精子も。日本の病院でも「性欲が少ない」と相談に訪れる若者が増えている。相談に訪れた男性のテストステロンの量を調べてみると平均よりかなり少ない結果。米国ではこの15年間で20%減少しているという。一方で女性はテストステロンが増加している。テストステロンは男性気質の要因物質。つまり、男性は女性らしく、女性は男性らしく、中性化が起こっている。
- テストステロンが多いか少ないかを判断する方法として2D:4Dというものがある。男性は薬指が人差し指より長く、女性はその逆。この調査結果も若い男性ほど人差し指の方が長い比率が増える。
- 男性の女性化の原因の1つに肥満がある。脂肪細胞はテストステロンを女性ホルモンのエストロゲンに変える酵素を持つ。逆に筋肉から出る物質が精巣に働きかけるとテストステロンが増加する。
- 男性が子育てをすればするほどテストステロンが減少する。少しの時間我が子と触れ合うだけでも減少する。
- 逆に実験で女性にビジネスでの地位の高い指示役をさせると、テストステロンが増加する。
- そして、この男女中性化は5万年前から既に進んでいた。テストステロンが増えると頭蓋骨の眉部分が隆起する(彫りが深い状態)のだが、5万年前の頭蓋骨でこれが減少している。この頃集団社会を形成するようになっていた。テストステロン豊富なぶっきらぼうの乱暴モノが沙汰され、テストステロンの少ない男が社会性があり集団形成で受け入れられ生き残っていった、それが過去からずっと繰り返されてきたと考えられる。
- このままでは人類は繁殖できなくなっていくと思われる。しかし、人工子宮などの技術も進んでいる。
*ここから個人の見解です。
私はこれを観て、現代のあらゆる論争をくつがえすというか、感情論・根性論を科学の印籠 で黙らせたような感じがしました。
- 何だかレズビアンやゲイが増えてきた気がする?
- 昔は男は男らしく、女は女らしかった?
- 女性の社会進出が進んでいる。
実際昔の方がLGBTQが少なく、時代を追うごとにどんどん増えていると思われます。
上の世代の方がジェンダーギャップの差別を言いがちで、何とか「男は男らしく、女は女らしくすれば少子化対策できる」と考えがちなのも必然。下の世代はジェンダーレスな事を求めていくのも必然。人類の「質」が違ってきているのです。それぞれの世代が自分にとっては本音で良くしようと思っていても衝突があるのです。「何で? 建前じゃなく本音で話そうや」と思っても、各々の「本音」が世代で根底から違っているのです。
「女性の社会進出」「男女平等」と声高々に訴える人がいて、それに流されて社会全体がそういうマインドになっていったんだと思ってらっしゃった方々が多いと思います。しかしその根底には科学的に判明している男女の中性化があったという事。「鶏が先か、卵が先か」みたいに「人類の進化によるものか、社会現象によるものか」という疑問がありますが、どっちもつながっています。両輪で進んでいるのです。中性化の進んだ人類は女性の社会進出を望み、訴える。
少子化対策会議に「当事者」を
「性欲」も「結婚願望」も減っているはずです。個人的に少子化は稼ぎの問題ではないと思います。「そりゃあ助成金は欲しい」という事で何となく「結論:経済面」に流されている面はないでしょうか。
今しきりに政府等で少子化対策の議論がなされていると思いますが、「当事者」がどれくらい議論に参加しているのか気になります。当事者とは性欲・結婚願望の少ない・ない若者です。既婚者や上の世代ばかりで構成されてはいないでしょうか。
とんでもない事ですがまさか「少子化対策の会議」で「お前が言うな m9(^Д^)」という空気感で未婚者がいれなさそうになっていたりしませんよね? むしろ重要ポジションに配置すべきだと思います。
ryuchellさんの離婚から自殺
今年7月モデル・タレントのryuchellさんが自殺し、日本中に衝撃が走りました。
パートナーのpecoさんと仲むつまじく、2016年結婚。2018年第一子誕生。2022年に離婚。以後も「新しい家族の形」として子育てしていくと発信しましたが、常識にとらわれた人々から批判にさらされました。ryuchellさんは以前より女性らしい容姿になっていきました。2023年7月自殺。
ryuchellさんは元々女性度が高かった中、子供が生まれ子育てしている中で、テストステロンが減少し女性度が高まり「夫」という社会的な見られ方が耐えられなくなったのではないでしょうか。
蛇足ですが、現代の男性歌手の声が平均的に高くなっていると思います。
また好まれる男性の容姿が、昔は男らしさだったのが中性的になってきていると思います。
これらもこれが起因しているのではないでしょうか。
結びに
人類は古代から男女が中性化に向かって進んでおり、昨日今日の「男女平等」「女性の社会進出」の演説によって場当たり的に動いているのではありません。科学で明らかになっている事実だと受け止め、自分の価値観を押し付けるのはやめましょう。
予言 (2025年3月7日追記)
ネガティブな話で申し訳ないですが、目に見えて判る現象としてこれを予言します。
今後徐々に徐々に、圧倒的男性の割合が多かった凶悪犯罪の女性主導の割合が増えてきます。金銭的、詐欺的な事件から、いずれ女性加害による傷害事件、殺人事件、性犯罪事件まで。
コメント
コメント一覧 (2)
それはもう本来は遺伝子レベルで変わっていて、形態として現れてくるのに時間がかかるだけであり、〜らしいということが必要なのか?とも思います。
ひとつの種が属の中で亜種へと変容する例をゴカイのDNAから追っている研究者からきいたところでは、各地の干潟に住む同じ分類学上同じ種の見た目のものでも、住んでいる地域や環境で塩基配列の違いが出てきていて、同じ種だと分類していたゴカイでも遺伝子🧬レベルでは変化していたと。これをおって時間が経てば、その姿さえ変わってきている最中のゴカイもいる。ということで…ゴカイの生命期間単位が短いのでその変化を追うことで進化の過程をまざまざと感じさせられ、人だからこそそれを自らが知るのだ。。。と思いました。
ありがとうございます✨
そうですね。思っているより早いスピードで進化しているんです。ハブも島によってちょっと違っていて進化が早いと聞きました。
人間も進化しているのですが、寿命が長いしいつまでも顔と2本の手と2本の脚。一見変わらない。一見変わらないのを文明の利器(写真・映像)でずっと見せつけられているので逆に、「思いや欲も変わらないはずだ」という思い、思いというよりそれが当たり前だというのが無意識にあって、世代で衝突があったりするんだと思います。
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