アップル純正写真管理アプリ「写真」

昔からTwitterやブログで不具合をぼやいてますが、特に一昨年2020年に行ったmacOSアプデにより「ピープルをアップデート」が始まり、それが1年以上終わらない事でぼやいてます。
当ブログ「タグ: アプリ写真」では、不具合の訴えだけが4記事出てきます。

Sony ARW RAW Imageが最後の後押し

ここに更に。
昨年2021年5月に導入したソニーCinema Line FX3(動画カメラ)で、写真をRAWモードで撮影したものをMacアプリ写真で取り込んでみると、表示されずグレーの四角になりました。アプリプレビューでも不可、Photoshopでは開きました。「マジかー」と思いつつ、この時はまだソニーα7S IIとα7R IIがあり、その2台のRAWデータはこれまでの規格で普通に表示できたので切羽詰まっておらず、調べもせずにFX3はJPEGやHEIF(これも新しいフォーマット / 新規格RAWが取り扱えない事を考慮したのか、低圧縮高画質に感じる)で撮影する事にし、回避してました。

最近α7R IIを売却、α7 IV導入。RAWモードで写真撮影し、Macに取り込んでみると、1年弱ぶりに表示されない現象。ここで初めて、ソニープロ的デジカメのRAW規格は今後この特殊な表示されないフォーマットになるのかという事に気付きました。

調べてみると「Sony ARW RAW Image」という新しいRAW規格。プラグイン(既存のOSやアプリをパワーアップさせ、表示できるようにさせる)があるだろうと思ってググっても、ソニー独自の写真管理アプリしか出てきません。
Photoshopで表示・扱えるという事は、当然同社Lightroomでも表示・扱える。前から使える状態だったけど使ってなかったアドビ Lightroomを久々立ち上げてみました。
＊毎年Adobe CC(アドビ全アプリセットサブスク)にお布施しています。

クラウド共有の謎

iPhoneで撮影した写真が、Macアプリ写真に自動同期している時と待っても移って来ない時があります。Macから写真を利用したい時に限って待っても同期してくれなくて、数枚をAirdropでiPhoneからMacに移す事も。

容量がちょっとしかないiCloudで「iCloud写真」をオンにしていると、すぐに「iCloudストレージがいっぱいです」になると思うので、当然のごとくオフにしているのですが、これが原因なんでしょうか。むしろiCloud写真オフでiPhoneで撮影した写真がMacの写真に移ってるのは本当はあり得ない事で、何かの間違いで中途半端に同期しているのでしょうか。どうする事が正解なのでしょうか。謎の1つです。

今回久々にLightroomを立ち上げると、昨年5月に初めてレベルで立ち上げた時に取り込まれていたiPhoneの写真の一部が入っていました。ふとこの写真を、アプリ写真と照らし合わせてみると、アプリ写真に稀に取り込まれてなかった写真がLightroomにはあるというものがありました💧

Lightroomで生きていくにあたり、iPhoneアプリのLightroomも利用する必要があるのだろうなと恐らく初めて立ち上げると、「どこからのもの」なのかアプリに写真がどんどん取り込まれ、iPhone Lightroomも、Mac Lightroomも、全千数百枚となりました。

「共有力」「反映力」がアプリ写真よりある感じがします。これはアドビクラウド共有をオンにしているからなのか。アプリ写真もiCloud写真をオンにすれば完全に共有されるのか。iCloud容量が一杯になっても自動的にいい感じ処理してくれ使い続ける事ができるのか。アドビクラウドも一杯になったらどうなる?　よく分かれません💧　

美点

そっくりだけど、全体的に上位互換

前に判っていた事ですが、アプリ写真と大体同じ写真管理アプリです。
基本が写真管理機能で、写真のレタッチもできるという感じです。
明らかに互いに研究している事でしょう。

【蛇足】5ch VIPだったかでLightroomの話題があり、1人に「写真管理アプリではない」と言われマウントを取られたんですよ(もっと崇高なものだとでも言いたかったのか不明)。その時自分はちょっとだけ立ち上げ軽く使用感をチェックしただけの時期でした。そいつの発言もあって、Lightroomデビューが遅れた部分もあります😠　改めて立ち上げてみるとどう見ても写真管理アプリではないですか。

レタッチが精巧な気がする
シャドウ部分を明るくした時に、アプリ写真はその周囲までぼやっと明るくなる事があるのに対し、Lightroomは的確にシャドウのみを明るくするなどレタッチが繊細。
人物
問題の人物の顔認識・名前づけ機能ですが、既に結構的確に自動的に同一人物を選び、まとめられた人が28人(名前つけ待ち)になってます。名前をつけたくない顔の囲いは消せる事が判明!　Lightroom移行の決定打になりました。

【追記 16日】iPhoneのLightroomアプリで、人物名検索ができます!
アプリ写真の方は、せっかく名前をつけてるのにiPhoneで人物名検索ができないのです。また、Macに対するiPhoneのシェアの高さに頭が持っていかれているのでしょう。いつまで経ってもMacとiPhoneでうまく統合できてない機能があります。iPhone写真には「Macから」という節があってMacで作られた「ピープル」一覧があり、それと別でiPhone側独自で勝手に「ピープル」がまとめられてて、その中に10人が名称未設定で入ってます。
【追記 19日】iPhone写真で一部人物名検索ができるようになっています💧　以前は絶対できませんでした。前も今もMacの方で「ピープルをアップデート」が終わらないから機能不良状態になっているという事なのでしょうか。
Sony ARW RAW Imageに対応
上に書いたようにSony ARW RAW Imageに対応しています。

今判っている欠点

サブスク
Adobe CCフルセット(￥72,336/年)の中の1つのアプリとなります。クリエーターは毎年お布施するのは当たり前のものなのですが、怖い値段です。
「一覧に戻る」ボタンが欲しい
1枚の写真を選択・拡大していて、写真一覧に戻る時、左上にあってほしいボタンではなく、あくまで表示タイプの変更という位置づけで、そのボタンが小さく左下に。ちょっとまだ慣れません。
【追記 7月5日】一覧表示時に右のスクロールバーをドラッグして素速くスクロールをすると、サムネの表示が遅れる
アプリ写真はいくら高速で上下に移動しても「これから表示する」という瞬間の挙動を見る事がありませんが、Lightroomはこれがあり、ちょっと速く上下に移動すると一覧全面真っ暗という事がすぐに発生します(0.5秒後には表示されます)。これでは過去の写真を探し出すのに苦労します…。

P.S. アプリ写真のこれまでの大量の写真

アプリ写真のこれまでの写真が66,770枚、ビデオが346本あるのですが、これを移行させるか。移行させたらまたLightroomも重くなるのか。検討です。

今日から俺　Lightroomの人になる

純正で　苦しんだけど

今日から俺　Lightroomの人になる

蓄積捨てて　Lightroomの人になる

(長渕剛 / 東京青春朝焼物語のメロディで)

【追記】19日

アプリ写真から全項目エクスポート、Lightroomにインポート

アプリ「写真」が、大量に写真を扱ってるから調子が悪いのだったら、Lightroomに入れるのも怖い、また、書き出すとフォルダー分けもされず日付にはなってないデータ名でバラバラな順番に置かれているこれが(撮影日などの情報はデータ内には記録されている)Lightroomに入れてまともな順番になってくれるかなどの心配もありましたが、データのお引っ越しを実行。

アプリ写真から全項目(オリジナルデータ)書き出しは、意外とすぐでした。
恐らく長い年月で、全く別々の日の写真で同じデータ名もあり、同じ場所に書き出しているので自動的に「_DSC0001.ARW」「_DSC0001 (1).ARW」と (1) が追記されてるデータがたくさんありました。
お仕事向け高品質動画データ素材は、別場所に手作業でフォルダー分け名前づけして保存しているのですが、アプリ写真の方にプライベート動画のみならずそういう素材動画もちょっとだけ間違って入れていたので、見つけて移動。また、いらない写真をほんのちょっと削除。
Lightroomにインポート。数時間かかりました。
インポートの終わりに「数百の重複があります」というニュアンスの警告が出て、削除を選びました。

「人物」の顔認識が生身の人間の能力に近い

凄いです。驚異の顔認識能力で同一人物と思われる人を選んでまとめていきます。横を向いていてもマスクをしててもサングラスをしてても。もちろん間違いや「同一人物ですか?」との確認もありますが、どの工程でも別名をつける、この人は名前をつけない、というチャンスが多いので助かります。

上にも書きましたが、他人のお顔に「他人で今後も名前を知り得ねーんだよ。今後もずっと名前つけねーよ。候補に出してくるな」を指定する事ができるのです。これほんと当たり前にできるべきなんですが。

更に、どうやら同一人物を自動認識してまとめるとカバー写真が選ばれているのですが、それが初めイケてない写真が選ばれていてもイケてる写真をスキャン認識・追加するとイケてる写真に置き換わっていっています。マジで気が利きます。