上からHGST G-RAIDシリーズHDD 8TB・8TB・24TB

2月に記事にしましたが、24TBの外付けHDDを購入しました。
既存の8TB 2台と同じHGST G-RAIDシリーズの24TB。外観も全く同じ物が3台に。
が、初期不良でMacにマウントせず、メーカー送り。



取説はないが、とっても丁寧なHGST / WDサポート


前提説明ですが、このメーカーHGSTとは、米国拠点のHDD・ストレージ製品のメーカーで、米国のウェスタン・デジタル社(WD)の傘下という事です。日本法人もあります。(Wikipedia)

このG-RAIDシリーズ。紙の取扱説明書はあるのですがそれはタイトルだけで本当の意味で全く取り扱い説明が書かれていません。注意事項だけ。
数年前に時間差で8TB 2台を買っているのですが、Macに繋げばいきなり使える、RAID*設定をしようとしなかったなどで、取説を必要とせず気にしてませんでした。

*RAIDとは…バッファロー解説ページ / Wikipedia

今回24TBが来て、初めてMacと繋ごうとしたのと同時に、RAID設定をして使っていこうという事で、紙の取説は何も情報がなくても常識的に考えて絶対公式サイトに取説PDFがある筈だと検索。
そうしたところ、日本語公式サイトに取説はなく、英語公式サイトに英語版だけ で、何となく1つのG-RAID専用アプリでできるっぽくてダウンロードしてみましたが、そのアプリを開くとまず英語でパスワードを求められる 違うと思いつつも本体の裏に書かれたナンバーを打ち込んでもダメ。何のパスワードだよと思いつつ・・・



24TB初期不良対応


上に書いたように、そもそもまずMacに繋いでマウントしない事が発覚
HGSTジャパンテクニカルサポートセンター 0570-022303 に電話。
するととても丁寧にご対応して下さり、その後のメールもとても丁寧でした
(マイナスだったのは、サポートへの電話が30秒にいくらかかかるというのと片道送料客持ち。でもこれは多くのメーカーでよくある)



RAID設定についての質問


上の初期不良の問い合わせの際には同時に話すとややこしくなるので黙っていた「RAID設定について」「日本語の取説が存在しないんですね^ ^」。
24TBの修理品が届いてから(新品交換だと思ってましたが、前面ハッチの開きづらさが同じ事から「修理品」だと思われます)、改めてしっかり試せば自力ですぐできるだろうと思って英語を翻訳にかけたり、ネット上を検索したりしてみました。

すると、まずMacの公式アプリ「ディスクユーティリティ」の「RAIDアシスタント」でできるとの情報が。ですが工程を進むと、どうも2台の外付けHDDを選択しないといけない? 製品として1台の外付けHDDで、内部に2つ以上のディスクが入っている際に、1台内でその複数のディスクを利用したRAID設定をしたい訳ですが、どうも外付けHDDを股にかけたRAIDしかできなさそうでした。2台の8TBはそれもありだと思ったけど24TBは1台だし…。

G-RAID専用アプリはやはり謎のパスワードを訊いてくる。

…てか何で、3台合計40万円以上を支払った自分がこんな事で1人悩まないといけないんだ。そもそも本来取説があるべきなのに。正面から公式に訊いて丁寧な説明が得られるべきだ! と思い、上の24TB初期不良時に送受信したアドレスにメール。
…すると、メーラーデーモンじゃないですが自動返信で、英語でこちらへどうぞというURLの載ったメールが返ってきました

そこへジャンプしてみると、米国公式サイト上のお問い合わせメールフォーム(英語)
先日の初期不良のご対応のお礼をしつつ、スムーズに説明できるように同じ日本の部署に繋いでほしいのに

Please send to Japanese G-Technology Customer Support...
という言葉から始まり、あとは「RAID設定をする方法を日本語でご案内下さい」との旨の日本語の文章を入れて送りました。シカトされてしまうのだろうか。それとも1週間後ちゃんと内容が日本法人に渡って返信をいただけるのだろうかなどと不安に思いながら…。

すると同日ご丁寧なご返信をいただいたのです!
個人宛てに作ってくれたと思われる簡単な説明画像データも添えて。

正直問い合わせメールを送った後、自主的にG-RAID専用アプリの起動時のパスワードは、Mac本体のパスワード(単純なやつ)だと判明し、実行させてました
やはりこのG-RAID専用アプリにて、RAID設定ができます。G-RAIDシリーズは8TBも24TBも2本のディスクが内蔵されており、「なし / RAID 0 / RAID 1 / JBOD」が可能です。



受けた印象から言うと、取説こそ実質ないですが、優良企業という感じで安心できると思いました ある意味、高級ブランドの対応を受けた感じ。商品に「これ見てセルフで解決せえ」という紙は存在せず、「何なりとお申し付け下さい。お1人お1人ご丁寧にご対応いたしますので」という状態な訳で。ただ一旦は心配させてるので、やはり紙やサイトの充実は欲しいところ。

ちなみにこの流れの印象としては、初期不良で対応してもらった所が日本所在で、RAID設定について対応してもらった所が米国所在ですが、実際は判りません。

なお、担当者は数名になりましたが、メールに記されているお名前を見るに全員中国人だと思われます。電話で対応して下さった方も。喋りも文章も日本人が行っているのと遜色なく、これも感心しました どういう状況なんだろ。「米国WDオペレーターの中で中国人グループは中国客と日本客も担当」みたいな事?







RAID設定のやり方が判り、これまで
  • G-RAID 8TB (A)…RAID設定なし。大事なデータ。プロジェクトデータ、書類
  • G-RAID 8TB (B)…RAID設定なし。大事なデータ。映像・写真ストック系
  • LaCie 8TB…RAID設定なし。一度逝ってるので、映像編集粗使い用
だったのをG-RAID 8TB 2台の内容全てを買ったG-RAID 24TBLaCie 8TBに移して、G-RAID 8TB 2台を消去、そしてRAID 1設定。整理・いらない物は削除しながら入れ戻していきました。

同時に、これまでデータ名の頭に日付を「20190327 XXXX」と付けておりましたが、考えてみると2100年代、3000年代まで生きてないから最初の二桁「20」不要じゃんと後悔してましたが、これにも手をつけほとんどのデータ名を「190327 XXXX」に修正!

時間をかけ、やっと
  • G-RAID 8TB (A)…RAID 1。映像プロジェクトデータ等、よく動かす事になり寿命は短いかも
  • G-RAID 8TB (B)…RAID 1。書類等、動きが少ない
  • G-RAID 24TB…RAID 1。映像・写真ストック、長く保管したいデータ。極力書き換えないで長寿命を目指す
  • LaCie 8TB…RAID設定なし。一度逝ってるので、映像編集粗使い用
という感じで整いました