これまで5年間使ってきたMacBook Pro(以下MBP) 17-inchに少しずつガタが
どのみち“使える”Macが2台はないといざという時恐ろしいです(母のMBP 13-inchは必要最低限スペックです)。もう1台ないとまともに修理にも出せないんですよね。



理想のMac環境は、最強スペックのiMac 1台に、最強スペックMBP 1台。
(理想の理想はMac Proだと思うけど、それは大金持ちのパターン)

だけどお金がないので、次買うなら1台、MBPかと考えてました。モチベーション維持の為に友人の家に持って行って作業したり、映像を人に見せたり、停電になった時に切れない安全性も。

だけど、今秋のアップル発表会で新型MBPが出ると思ってじっと待っていたのに、新型iPhoneは確実に出るようだけど、どうもMBPはないという噂。
そしてこないだ友人がMBP 13-inchに限界を感じ、iMac 4Kを購入した! サイコー
感化され、1台買うならiMacにシフトチェンジ。



5年間頼りにしてきたMBP


MBP 17-inch, Mid 2010
プロセッサ2.8 GHz Intel Core i7
グラフィックス
ディスプレイ
NVIDIA GeForce GT 330M 512 MB
17 インチ (1920 x 1200)
ストレージ500 GB フラッシュストレージ(SSD)
メモリ8 GB 1067 MHz DDR3 (非純正アフターセルフ換装 4GB x 2)

現在の販売ラインナップにはない17-inch。大きく重いです。本体のトラックパッドはクリックが硬いので外部マウス系必須。トラックボールを使ってました


この当時での最高状態。いわば17インチのサイズも王様だし、スペックも最高カスタマイズ。メモリーだけは後から交換で4+4GBの8GB。最強に引き上げたい自分がメモリー8GBとは、ここに時代を感じますね。8GBでも結構いけますよ。

今でも基本的にはサクサク快適でした。いい時代になりました。10数年前のMacは新OSを入れると重かったり、初めから壊れそうだったり、まあ壊れましたよね。憔悴しながらの新品購入踏み切りでした。やっぱりSSDが良かったのかな。このMBPはなかなか古くならなかった!

それでも今ではガタが来てました。不具合を書いてみると…
  • 初めからトラックパッドが硬い。特殊ドライバーで開腹してネジを締め上げ少し改善させたが、また硬くなっている
  • 「; + れ」のキー1つが打てない
  • ディスクドライブがすぐに吐き出して使えない。外付けディスクドライブ必須
  • アドビEncoreでDVDを焼く際に、外付けディスクドライブでもよく吐き出す、エラー続出
  • 最近、グラフィックス関係も痛み始め、YouTubeをHD画質で再生中、再生位置を飛ばすとその先カクつく。アドビPremiereでの映像クリップのサムネがザラザラノイズ。超高画質HDムービーは本体にデータを移していても再生がカクつく事がある
  • 3つあるUSB端子のうち、手前の接触が悪い。2番目も少し悪い
…などなど。それなりにありました
そしてやはりアドビAfter EffectsやPremiere、映像アプリのレンダリングがもっと高速になってほしいというのが元々ありました。ノートでヘヴィな事をやり続けるのは無理してる感がありました。



iMacを選ぶ


まず、ノートより据え置き型の方が安いです。ノートはやっぱ小さい中に技術を詰め込まないといけないというのがあるんでしょうね。Macも例外ではなく、同じ値段ならMBPよりiMacの方がハイスペックを得る事ができます。

そしてほとんど据え置いてました。
基本的にはテーブルに置きっぱなしでこんな感じで端子に複数ケーブルを刺しまくり


これはノートに相応しくない気がする…。しかも新たなのもMBPを選ぶとすると、現行MBPはUSB端子が2つ。

躊躇もありました


現行のiMacは2015年10月の発売。時期は悪かったです。
でも、今まで使ったMBPがなかなか古臭くならない事、またiMacもMacBook等も見た目の変化が最近落ち着いている、iPhoneなどでも物理部分の進化の限界を迎えている感じから、ハイスペックMacに大転換が訪れるとは思えません。ちょっとずつ一段階ずつCPUが進化する、そんな感じがする。これは最強スペックを買えば長らく戦えそう。

また、今まで使ったMBPが最強カスタマイズだった事も、新たに選ぶのに困りました。
現行iMac Retinaディスプレイモデルが4Kと5K。友人が買ったのが4K。4Kでハイビジョン1920×1080pxのムービーが横に2つ並べられるのです。それで十分です 5Kは…。そのiMac 4Kのストレージを最強にカスタマイズした状態が512GB SSD。自分のMBPが500GB SSD。MBPが当時にしては最強過ぎていたので、現行のラインナップがあまり輝いて見えなかったのです 5Kはストレージ最強カスタマイズが1TB SSD。



購入


iMac 5Kを最高カスタマイズさせました。
メモリーだけは公式で引き上げないでおき(高いんです)、非純正8GB×4枚の32GBをAmazon購入で換装予定で。それ以外の変更可能箇所はフルスペ。

これまでのMBPも今回も4XXXXX円くらいでした。
苦しいです

iMac Retina 5K, 27-inch, Late 2015
プロセッサ4 GHz Intel Core i7
グラフィックス
ディスプレイ
AMD Radeon R9 M395X 4096 MB
27 インチ (5120 x 2880)
ストレージ1TB フラッシュストレージ(SSD)
メモリ32 GB 1867 MHz DDR3 (非純正アフターセルフ換装 8GB x 4)
キーボード
マウス
Apple Keyboard (テンキー付き - JIS)
Magic Mouse 2

記事をここまで書きながらまだ到着してません。キーボードをデフォ「Magic Keyboard (JIS)」から「Apple Keyboard (テンキー付き - JIS)」に変更させ、値段がアップしない事が意外だったのですが、今この文を書きながら気付きました。デフォは無線なんですが、これ選んだ方ケーブルありますよね絶対(笑) まあいいか…。



到着・設置


お届け予定日が26日、実際は昨日28日にやってきました。待ち遠しかったです。ケーブルテレビのお手伝いから帰ると…

巨大な台形!


まずは部屋を掃除。卓上も掃除。

開。巨大。そして超久々の少し酸っぱい新品Mac開封の香り(多分糊の香り)


部屋が汚れないいつものアップル梱包。素晴らしい




初起動前に非純正メモリー換装という暴挙(笑)


一度も起動させてないのに、ネットを見ながら裏のパネルを開け、公式のカスタマイズ項目で唯一低レベルに抑えておいた4GB×2枚のメモリーを取り出し、8GB×4枚、32GBにしました



そして設置 デカい




MBPの中身まるコピー


初起動の手順で「別のMacの中身をまるまる移行する」(原文ではない)というのがあって、僕は結構新しいコンピューターは改めて一から構築するのが好きなんですが、今回これまでのMBPからのまるコピーを選びました。これに無線環境で3時間以上かかりました。なかなか普通に触る事を待たされました…。

結果、中身まるまるコピーにして良かったです。悲しいほどMBPと同じ内容 外部ストレージに入れていた写真もiTunesミュージックも問題なくリンクされました。アドビアプリもちゃんとコピーされてるけど、これアドビ側の認識とか大丈夫なのかな。まあ、2台までインストール可能のアプリで、元々僕のMBP 17-inchと母のMBP 13-inchに入れてたのを、iMacが来る前に13-inchの方はしっかりアンインストールしておいた訳ですが。ほかにもほとんど同じ内容のMacが2台存在するって各所大丈夫なんだろうかとか思うけど、まあ大丈夫なんでしょうね。



直前購入のUSB 3.0 / SDカードリーダーと、既に持っていたBDドライブも設置。どちらもiMacにぴったりです




テンキー付きキーボードで良かった


やはりデフォのMagic Keyboardとは違い本体とケーブルで繋ぐ仕様だったのですが、これで良かったです。昨晩から今日までの間でも普通にテンキー入力している事に気付きます。5年以上前にPower Mac G5やその前のG4でテンキーを使っていた感覚を手が覚えていました。クリエイティブ系アプリでも数値入力多いし、普通に良かったです
左下すみにcaps lockキーがないとか少し配置が変わって戸惑ってますが、慣れでしょう。



Retinaディスプレイ


お気付きでしょうか。Retinaディスプレイ(以下Retina)をお使いの方(RetinaのパソコンディスプレイでこのブログのPC版をご覧の方)は判ると思います。今回の記事は(今回から?)Retina仕様で画像を載せてみました。

このブログの記事部分は横幅640pxで作っていて、いつも画像は長い方を640pxにしてアップしています。それを今回はその4倍の長い方1280pxの画像でアップして、HTMLの指定で長い方640pxに縮めて表示しているのです。

Retinaはとてもきめ細かい画素の液晶ディスプレイ(と、そのシステムと言ってもいいのかな?)。画素を通常のディスプレイのように利用(ディスプレイの1画素=1ピクセル)すると、超ミニミニの文字・アイコン・UIという事になり、それはまあ作業スペースも凄い事になるんでしょうが、小さくなり過ぎて利用が困難だと思います。実際はそういう表示ではなく、文字などはその高解像を発揮してパッキリクッキリですが、ネット上のビットマップ画像は上記のように縮めて表示させてない通常画像の場合は、ディスプレイの4画素分で1ピクセルを表現しているのです(多分)。田の字みたいな。だからRetinaでHTMLなどで工夫してない画像はぼけて表示されてしまうんです。ちょうどハイビジョンテレビで過去のスタンダード放送を流すみたいな。

ブログのヘッダー画像も全く同じデザインでRetina仕様に差し替えました


しかし、毎度のブログ記事の画像に1280pxはキツいですね カメラのクオリティ、撮影・レタッチのクオリティ、そしてなによりプライバシー。やや低画質で人々をアップして何となく気をつかってるつもりなんです(笑) 一応写真写りの良し悪しとかも考えてアップしてるんですよ(笑)
今後、時と場合でRetina仕様と通常仕様を使い分けてアップすると思います。

その他、Retinaはまだ慣れなくて戸惑いますね〜。画像アプリでの100%原寸表示が4px分「田」表示か。

映画視聴
試しに「永遠の0」BDを再生させたのですが、滅茶苦茶綺麗で画面も大きくて、映画視聴にも最適です 音は大した事ないので、MBP同様ミニジャックでコンポに繋ぎました。




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奥がRetinaディスプレイのiMac、右下がスタンダードディスプレイのMacBook Proです
【追記】直接ディスプレイ撮影比較
ネット上の方にRetinaとスタンダードなディスプレイの差を尋ねていただき、お見せする為に、iMacと、スタンダードディスプレイの母のMacBook Pro 13-inchを並べて寄せて2台のディスプレイを同時に1枚の写真に収めました。意外とこういう写真はあまりないのではないかと思います。ご覧の皆さんも説明の時などにこちらの画像をお役立て下さい。

奥がRetinaディスプレイのiMac、手前がスタンダードディスプレイのMacBook Pro 13-inchのディスプレイ。ボケないようにF値はレンズ上最高のF16で撮影しています。



課題


メイン外付けHDDはこれまでMBPとFireWire 800で繋いでいた訳ですが、このiMacでは取りあえずUSB 2.0で接続。アクセスは遅いです。



秘密基地




“メインMac”は自分の生活・命なので、しっかり記しました。








【追記】2017年1月3日

重大な事案だと思うんだけど・・・
ディスプレイ、数分で焼き付きが起こります。
明るいウィンドウ(Safari)をアクティブ(上)にしておいて、ちょっとして暗い画面(Final Cut Pro X)をアクティブに切り替えると、暗い画面にSafariのボタンや線などの亡霊が残ってます

ググってみると、認めていました。
Apple ディスプレイに残像が残るのを防ぐ - Apple サポート

こんなもんだ、と公式が言っているのでまあ仕方ない。個体問題じゃなくてよかった。